うさぎ ご無沙汰しています。
昨日、水木しげるさんが亡くなりました。
水木しげるといえば・・・ニュースでも既報のとおり・・・妖怪モノ・・ゲゲゲの鬼太郎です。
小学生の頃はよく見ました。

境港取材ブログhttp://www.ezawajimuki.co.jp/blog/index.php?e=210

大きくなってからは・・・先生の体験を元にした「戦記漫画」を読みました。
セントジョージ岬「総員玉砕せよ」では玉砕命令が出たあとも玉砕できなかった生存者を精神的な高揚のため日本軍が自ら「処分」という形で殺戮という現実が描かれています。
後に本当の岬の名はガゼル岬と述べている。

先生は太平洋戦争時、ラバウルでの空爆で左腕を失い、前線から広報に下がったところ「土人」と出会う。
「天国と地獄」では
我々とは別の考え方をした土人という人間がこの地球にいるということを知ってびっくりした。そして長くボクの心を捕らえた・・・。
この地球に生きるにはあの野生に満ちた土人の生活こそがマトモな生活ではなかろうかと言うことだ。文明社会は病んでいる・・・
と述べています。

先生の風景などの画風は点描が特色で大変美しく手間がかかる画風です。
しかし戦闘場面や人物、先生自身の自画はわざと乱暴なタッチで描かれています。

ここでイデオロギーは触れることはふさわしくありませんが、先生の作品の中には戦争の悲惨さ、理不尽さ、生きることとは・・が描かれていて考えることが多くあります。

ご冥福をお祈りします。






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